高校入試問題

3月10日に大阪府の公立高校の入試があった。いつもやっていることだが、入試問題(社会科だけ)を解いてさまざま考えを巡らしている。暗記教科というレッテルが貼られている社会科だが、レッテルを剝がすのは難しいと感じた。知識を覚えていないと解けない問題が多い。例えば、ほんの一例にすぎないが「法隆寺」「長篠の戦い」「銅鐸」「モンテスキュー」「排他的経済水域」などを答える問題がある。社会科は地理、歴史、公民(政治経済など)と範囲が広い。いわゆる重要語句が本当に多い。生徒さんは大変だと思う。

日本の高校生がどの国に留学しているかという問題があり、面白いと感じた。アジアの国々に留学する高校生は圧倒的に少数だ。そこには日本という国が抱えている根深い問題が潜んでいる。

日本の漁業の問題もあった。食料自給率と絡めて出題したらどうかなと想像してみた。難しいか。

トリビアな問題だと私が感じたのはアンデス山脈で放牧されている「アルパカ」を答えさせるものだ。消去法でやれば多分、正解に到達できると思うが幅広い知識がないとこれまた難しい。

つまるところ、より多くの問題をくりかえし解き、重要語句を暗記する他ないのか。

最後に、問題を作成されたのは高校の先生だと思いますがそのご苦労に敬意を表します。